社員紹介STAFF VOICE
社員の「仕事」・「やりがい」・「会社を選んだ理由」について紹介いたします。
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くにさだ育種農場
K・H
大阪大学大学院 理学研究科 卒基礎研究による
野菜の新品種開発の手助け野菜の新品種を開発する為に、基礎研究によって新しい育種技術の提案をしています。また、他の育成担当から依頼を受け、DNAマーカーによる野菜の形質評価や病害抵抗性の判別も行っています。例えば、トマトが黄色く変色したり、葉が巻いたりしてしまう病気は、栽培時の散薬では治せず、DNA研究により原因となるウィルスに対抗できる品種を作り出すことで解決します。
場合によっては、DNAは形質に直接現れず目で見ることができない上に、解析には専門的な知識と技術が必要となります。私はDNA解析の専門家として信頼された上で業務を依頼されますので、解析ではあらゆる可能性を考え、ひとつひとつ丁寧に調べ上げ、正確なデータを導き出すことがとても重要。細心の注意を払いつつ、各育成担当と協力し、様々な野菜の品種開発に携わっています。DNAマーカーの開発から育種の省力化に貢献
私の仕事は、他の育成担当の要望をくみ取り、新しい技術を確立することにあります。入社2年目の初め頃、形質評価用に新しいDNAマーカーが作れないかと果菜担当の先輩から相談されました。DNAマーカーは隠れた劣性遺伝子による形質を見つけ出すことができる、栽培試験をせずとも苗の段階で遺伝子により、将来の形を予測できる等の利点がありますが、その開発には詳細な遺伝情報が必要となります。育成担当の求める形質について書かれた論文を検索したり、作物ごとにあるゲノムデータベースからピンポイントに配列情報を探したりするのは、経験の少ない私にはとても大変でした。しかし、苦労して見つけた情報から新しいマーカーが完成したときは嬉しかったですし、先輩に、栽培試験がとても楽になった!と喜んでもらえた時は、成し遂げて良かったと感じました。
あらゆる視点から農業を支える会社
私が学生の頃、就職活動をする上で、仕事を通じて社会の役に立っているという実感が欲しいという気持ちが強くありました。そこで私が考えたのが、食べることにおいて必要とされる仕事、さらに言うと、生物学を専攻して植物を扱っていた事もあり、”食”と密接に結びついている、農業分野に目を向けていました。農業は、食べ物の生産という面で何よりも重要です。
会社研究や選考が進むなかで、カネコ種苗では、育種によって新しい野菜の品種を作りつつ、さらに、農業用資材や農薬などあらゆる分野において、農業の発展に貢献しているということを強く感じました。ここで働くことで、幅広いフィールドで農業に携り生産者を支え、世の中の食の供給に貢献したい!と思い入社を決めました。続きを読む ▼ 折りたたむ ▲ -
バイオナーサリー部
N・T
信州大学大学院 農学研究科 卒お客様のニーズにあった
苗作りを目指しています。関連部署がお客様から受けた野菜苗の注文に対して、適した納期・品目であるかを判断し、生産~出荷までの計画を練り、手配していきます。
また、野菜苗の委託生産農家の方々に対し、実際に生産を行うにあたってどれくらいの資材が必要であるか、当社が提示した納期での生産が可能であるかの打診なども行っています。さらに、生産開始後は、苗の生育状態のチェック、使用農薬・培土についての指導も行ないます。
苗は工業製品とは異なり、商品として価値を持つ時間が非常に短く、保存も利かない商材です。苗半作という言葉がありますが、きちんとした苗作りを行うことが、その後の生育の成否に大きく影響します。お客様が満足していただける苗作りを目指し、自分で生産試験を行ってみたり、学術文献を読み知識を得たりと様々な努力を行なっています。「君に相談してよかったよ」その一言がもらえたとき。
野菜苗の委託生産農家様は皆さん、私にとって「農業の大先輩」です。経験も知識も教えていただくことばかりで、初めのうちは、生産現場に伺ったもののほとんど話をすることができず、頷いてばかりでした。
その状況を打開したいと思い、商談や指導方法において、先輩社員と農家の方の会話の中でポイントになる箇所を全てメモに書き留め、帰社後に自分の言葉でまとめていきました。また、生産における全体の流れを把握するために、フローチャートを作成しました。そうすることで、次の段取りを意識して話をすることができるようになり、会話もスムーズに、そして、+αの提案もできるようになりました。そうしていくうちに、農家様から「君に相談して本当に良かった。」と言っていただけたときは、自分の頑張りが報われたように思い本当に嬉しかったです。日本の農業を総合的な面から支援している企業だから!
大学時代、野菜の育種を専攻していたので、農業に関心がありました。その中でも、国内の農業における現状や課題について学ぶ機会が多かった為、日本の農業に重点を置いている企業を探していました。そして、農家を総合的に支えるという観点から、どの部署になっても農業に関わることができるカネコ種苗は、私にとってとても魅力的であったため、志望しました。
現在の仕事は、農家の皆様のために動いているという実感があり、やりがいに溢れています。また、部署内でも、自分の仕事と直接関わりがなくても親身に相談に乗ってくれる仲間がおり、周りの人間関係にも非常に恵まれています。また、仕事のみでなくプライベートも充実しています。
事業内容だけでなく、個人に対するサポートや思いやりが充実しているカネコ種苗の社風も大きな強みだと思います。続きを読む ▼ 折りたたむ ▲ -
花き園芸部
M・K
名城大学 農学部 卒家庭園芸向けの野菜や花の苗、
タネ、資材や農薬などの提案営業主に園芸問屋、ホームセンターなどの園芸商品を扱う小売店のバイヤー様と商談します。当社ではメーカーと卸の機能を持ち合わせており、自社製品はもちろんのこと、他メーカー様の商品を合わせて提案しています。園芸に纏わる様々な商品を取り扱うので、必要となる知識がとても多く、一度に覚えきることは非常に困難であり、同じ商品群でもその中身は常に変化します。お客様への提案の際は、最新の幅広い知識をもとに営業ができるよう、勉強の日々です。園芸業界や商品の売れ行きの動向について等、お客様のお話から得るものも多く、普段から注意深く話を聴くようにしています。園芸について非常に深くまで知ることができ、また、様々なメーカーから出る新しい植物をイチ早く知ることができることも、この仕事の醍醐味であり面白みだと思います。
知らなかった園芸の世界を知れる毎日です!
なんと言っても、元々興味関心があった、植物に触れられること!コケや多肉植物のブームなどもそうでしたが、園芸業界の最先端や流行をイチ早くキャッチできます。
また、一般的には同じ呼び名の「花」であっても、花びらの形状が珍しいもの、一枚の花びらに複数の色が混在しているものなど、知らなかったものを知ることができる毎日で、奥が深いなぁと感じます。
植物そのものに加え、仕事のなかで、職場の先輩や得意先様からもたくさんのことを教わることができ、自分の知識や見解が広がっていくのを体感できることも嬉しいことのひとつです。
社内においても、先輩後輩のつながりが強く、質問にはなんでも答えていただける他、専門知識も分けていただけるので、分からないことも積極的に解決していくことができる環境であることもありがたいと感じています。仕事内容、業界規模、働く環境、全てにおいて魅力的だったからです。
就職活動をはじめた頃は、この業界以外にも、食品業界など、様々な業界の説明会に参加しました。その中で、元々植物が好きだったこともあり、農業・園芸に関わりたいと思うようになり、途中からは、種苗業界のメーカーおよび商社の説明会や選考会に絞って参加しました。最終的には、仕事内容と業界規模、さらには働く環境を見て決定したのですが、カネコ種苗では、農業や園芸に様々な面からアプローチできる点や、全国展開している企業のため、それぞれの地域の農業や園芸に関わることができる点に惹かれました。
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生産仕入部
H・I
関西大学 法学部 卒小さな種子から、
世界の食生活を支える各採種地の圃場を巡回し、種子生産のサポートを行っています。担当作物は、カボチャ、ナス、キュウリなどの果菜類、担当国は、タイです。品種の特性を伝え、それに合った栽培指導や改善策を見つけ、より多くの高品質な種子の生産を実現できるよう働きかけています。作物が病気になってしまった場合や生育がうまくいかない場合は、栽培指導を行いますが、逆に生産者の方々から色々教えていただくこともあり、協力して種子生産にあたっていますね。
品種によってさまざまな特性があり、土質や肥料設計、交配のタイミングなど少しのポイントを変えることで、採種量が向上するのは面白みがあります。
生産可能量が増え、安定供給できた時に、世の中に自分が生産に携わった種子や野菜が広まり、多くのお客様に喜んでいただけるという面白さがあります。種子生産の仕事は、食の根幹を支えているということ
気候や設備など日本との生産環境の違いから、担当しているタイの生産者さんとなかなか価値観を共有できないことがありました。そこで、自分の方法と相手の方法を実際に試し、比較検討した結果、その国の風土を熟知している相手側と、農業の豊富なノウハウがある当社側とでお互いの良い所を吸収し合うことができ、より良い種子生産に繋げることができました。タイの方々に、自分の提案を受け入れてもらえたことも嬉しかったですね。
現在、世界中で気候変動などがあり安定供給が難しくなっていますが、小さな種子が世界中の食生活を支えているというやりがいを感じます。特に自分が担当している果菜類は、味の評価を受けることが多いため、「カネコ種苗さんのカボチャは本当においしいね」とお言葉をいただいたとき、本当に嬉しかったです!世界中の人の食卓を支えることができるから
モノづくりに携わりたいと思い、種苗、塗料、水産など様々な「メーカー」を中心に就活を進めました。「これ作ってるの僕の会社!」と誇りに思えるような企業を選ぼうと思っていましたね。
カネコ種苗に興味を持った当初は、「種をつくっているってどういうこと?」とイメージが湧かなかったのですが、これまで自分の知らなかった分野で挑戦してみたい!と思ったこと、そして、種子の生産によって世界中の人々の食卓を支えているという、カネコ種苗でしか経験できない仕事のやりがいに惹かれ、入社を決めました。続きを読む ▼ 折りたたむ ▲ -
くにさだ育種農場
T・T
千葉大学 園芸学部 卒野菜の品種開発。実際に野菜を
栽培し、今までにない品種を
つくっています。現在はダイコンを担当しています。農場内の上司、同僚とのチームワークで試験栽培を進めていきます。病気等への耐性を持った品種かどうかは、実際に収穫してみないと分からないので、特性を見つけ出すため、相当量の作物を試験的に栽培し、収穫します。実作業では、上司からの指示もありますが、作業に機械を取り入れてみたり、作業行程を見直してみたりと、より効果的、効率的な方法について自ら考え、チームに提案することもあります。
そして、寒冷地や関東圏内など、生産現場への訪問により産地の状況を理解するとともに、営業部署との情報共有を通して、より良い品種とは何か、日々模索しています。
野菜の新品種をつくるには、数年~十数年の年月を要しますが、これを達成したら嬉しいだろうなという想いで仕事をしています。知識や経験が蓄積され、自分の成長を感じるとき
産地の現場に行き、生産者や関係者の方々とお話をするなかで、専門的な質問を受けることがあります。そんなとき、少し前までは、知識が足りず上手く答えることができず、現場の状況を細かく教えて頂いているのに、こちらから与えられるものが無いのはとても悔しく思いました。
そこで、質問を受けたことはもちろん、関連することについてまで視野を広げ、知識をまとめることにしました。ある品種の特性を聞かれたら、それを調べるとともに、別の品種でも特性はどうか観察することにしました。新しい品種が出た際の講習会にも積極的に参加しました。
また、調査内容をまとめる際、この知識について誰かに話をするんだという意識を持ち、分かりやすく情報を整理することで、知識の引き出しが増え、お客様との会話もスムーズになっていきました。「育種」に携わることは、高校生からの夢でした。
とあるテレビ番組での育種メーカーの特集を見かけたことがきっかけとなり、育種に携わることは、高校生の時からの将来の夢でした。その夢の実現のために、大学を選び、就職先も考えていました。
カネコ種苗は、国内で数少ない野菜の育種をしている企業であり、品目も充実していること。
また、農業資材、農薬、肥料など幅広く取り扱っているため、多くの方のニーズに応えることができることが魅力でした。
そして、研究職志望で内定をもらうことができ、国内で育種をしている数少ない種苗会社の中で、どんな評価であれ私を選んでくれたこと、まさにそれが、私の入社理由であり自信となっています。続きを読む ▼ 折りたたむ ▲